院長の部屋から   

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院長の部屋から

   

竹田寛箸・竹田恭子絵

カラーB5判、本体価格¥1200+税 ISBN978-4-903866-14-7 C0076

 

   
 



 
            

目  次

まえがき

平成22年度 1「1月 ご挨拶」 2「2月 梅」
 3「3月 寒緋桜」 4「4月 桜」 5「5月 れんげ」
 6「6月 アイリス」 7「7月 ほたる草」 8「8月 
  あさがお」 9「9月 ひがんばな」 10「10月 柿」 11
 「11月 ホトホギス」 12「12月 木立ダリア」

平成23年度 1「1月 千両・万両」 2「2月 すいせん」
 3「3月 雪割草」 4「4月 菜の花 5「5月 おだまき」
 6「6月 あじさい」 7「7月 ききょう」 8「8月 
 ひおうぎ」 9「9月 萩(はぎ)」 10「10月 すすき」
 11「11月 いちょう」 12「12月 さざんか」

    あと書き

箸者から:
本書は、平成22年1月から平成23年12月までの2年間、三重大学病院
のホーム・ページおよび病院玄関横にある掲示板に「院長の部屋」と題して
毎月掲載されました随想を纏めたものです。主として患者さんやご家族の方
々に読んでいただくことを目的として書かれています。菜の花、れんげ、あ
さがお、彼岸花など月ごとに季節の花を取り上げ、色鮮やかに生き生きと咲
く姿をいろいろな角度から撮影した写真を織り交ぜながら、花の構造や特徴
などを分かりやすく記述しました。さらにその花から連想されるいろいろな
話、小説や俳句、短歌、絵画、音楽、時には植物学的な考察などを、私の思
いつくままに書き綴りました。話の中に登場する草花やほたる、きつねなど
の動物あるいは風景などのイラストは妻が担当しました。水彩の素朴な絵で
すが、見る人に「ほのぼのとした暖かいもの」「懐かしいもの」を感じさせ
るようです。この連載を通して私自身、ずいぶん勉強になりました。柿の葉
の紅葉の不思議、萩の花の形の面白さ、朝顔の開花の仕組みなど、初めて知
ったことがたくさんあります。読者の皆さんにも初めてのことが幾つかある
かも知れません。是非ご一読下さい。
 毎月の話の終わりには、三重大病院での話題をつけ加えました。病院で新
しく始めた取り組み、新しく着任したスタッフ、いろいろの部署で働く多種
多様な職員の紹介などです。後半の2年目には東日本大震災・大津波が起こ
りましたので、その医療支援や放射線被ばくについても触れました。また本
年1月の新病棟の開院にまつわる顛末や、2月のドクターヘリの就航開始に
ついても記しました。この2年間の病院でのトピックスをお読みいただけれ
ば、今、大学病院では何が行われ、どういう方向へ進んで行こうとしている
のか、その一端でもお分かりいただけると思います。
 花の写真やイラストをご覧になるだけでも結構ですから、本書を開いてい
ただくことにより、読者の皆さんを‘懐かしいやすらぎの世界’へお誘いす
ることができればと、心より願っております。
                     三重大学医学部附属病院長 竹田 寛
 

コメント:編集部 絵が素晴らしいと評判です。

  三重大学附属病院長の著者が野外観察の実際を綴ったエッセイ。
附属病院のホームページに設けられた「院長の部屋」に連載されて評判とな ったもの。
科学者らしい野外観察で、花弁・おしべ・めしべ・開花・退縮など克明な図 解入りで解説する。
分りやすく達意の文章で、野外観察記を書く時の心構えとコツが分る。

書評



 
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