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続・理事長の部屋から<カラー版>

竹田寛著、絵竹田恭子

本体価格¥2700+税 '19/04/26刊 ISBN978-4-903866-48-2 C0076    B5版、234頁






             目  次

平成28年(2016年)
1)4月:タンポポ−子供の頃見たタンポポは、今どこに
2)5月:すいかずら(吸い葛)−白きつねに金きつね  
3)6月:ちがや(茅萱)−パステルカラーの野の光景  
4)7月:ねむのき−ねんねん ねむの木 ねんころり、 
5)8月:むくげ(木槿)−夏の日の美しくも「はかない」もの
6)9月:ひまわり(向日葵)−ウォーリーを探せ
7)10月:けいとう(鶏頭)−鶏冠は吸水スポンジ
8)11月:きんもくせい(金木犀)−「とりかへばや物語」から
9)12月:ユリノキ(百合の木)−街路樹の今と昔?

平成29年(2017年)
10)1月:ほとけのざ(仏の座)−ものまね上手な大道芸人
11)2月:冬木立−飾りの取れた 美しさ
12)3月:プリムラ−シノヒマラヤからの贈り物
13)4月:あおもじ(青文字)−近寄ると白く、離れると黄色く
14)5月:三つ葉つつじ−目を射る赤紫の鮮やかさ
15)6月:昼咲月見草ー何時に咲いてもサインは十字
16)7月:紫つゆ草−半日は殻に戻って身を隠します
17)8月:カンゾウとキスゲ−かんぞう通りの仲間たち
18)9月:おしろい花−動く遺伝子の気まぐれ行動
19)10月:エノコログサ−透かしてみれば金と桃
20)11月:秋の野芥子(アキノノゲシ)−控え目な道標
21)12月:草紅葉(くさもみじ)−冬の陽は光の魔術師


見所:


       続・理事長の部屋から―見ることと書くこと―
この著者の著作を見ると不思議に思うことがある。元来、見ることと書くことの間には大きな階梯があ
る。言葉は、見たものを書き写すには、実に不便なツールで、おしべ、めしべ、花弁、額、と言うだけ
では具体像が伝わらない。、
その落差を埋めなければ、草花の神秘は伝えきれない。ここに云う草花の神秘、草花の生理の「妙」を
取り扱う筆者は、驚くほど堅実に写真と絵を使って、見ることと書くこととを隔てる大きな階梯を越え
ようとしている。それも驚くほど巧みにである。
                
          

書評:   を考える 氏名  :

              
     






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