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政府の経済活動と市場機構

−公共支出、税およびインフレーション−

焼田 党 著

\4,462+税




「世代重複モデル」による気鋭の論集

 本書の目的は、個人の生涯期間が2期間である世代重複モデルを用いて、最適な公共支出、課税そして貨幣供給政策を検討することである。 このような分析は様々な形ですでに行われてきており、ここでの目的のひとつは、それらを基本的には同じモデルにおいて統一的に説明することである。 しかし、本書が従来の研究と区別される大きな特徴は、社会的厚生関数に関して陽表的に二つのタイプに分類し、それらを個別の政策問題に適用している点である。 経済全体の異時店間の資源配分については大きく二つの見方がありうる。 ひとつは個人の生涯期間にわたる所得に関する世代間の分配の観点であり、もうひとつは各時点における異なる世代の個人の間での分配の観点である。
(「はしがき」より)
 
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