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循環型社会における「食」と「農」

石田正昭、波夛野豪編著

\1,400+税



 本書は、食料・農業・資源・環境問題に関心を持つ幅広い読者を対象としている。教養課程の教科書としても役立つ。
 商品の生産・消費・再生産のプロセスを適切に制御する社会を循環型社会という。 その循環型社会の中では、環境負荷の少ない「食」と「農」との連携の仕方が課題となる。 食と農との距離を短縮すること、生産から消費にいたる動脈産業と廃棄から再生利用にいたる静脈産業とを効率的、 効果的に結合する循環型ネットワークの重要さが説かれている。
 三重県では「地産地消ネットワークみえ」その他の取り組みが活発に展開されている。 それらの活動を「活動モデル」として紹介することも本書の目的の一つである。 人文、社会、自然諸科学の専門家、「地産地消ネットワーク」の活動家からの総合的な知識、 リアルな実践報告も含まれている。実践の指針を求める一般読者には必読の書である。


 
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